その原因は結露や排水トラブル、あるいは機器の故障とさまざまです。まず原因を見極め、そのうえで「発生を前提とした足元対策」を整えておくことが大切です。
本記事では、水漏れ・結露の原因と現場で使えるチェックリスト、そして繰り返し使える吸水対策品という現実的な解決策まで、現場目線で分かりやすく解説します。
冷蔵・冷凍ショーケース、業務用冷蔵/冷凍庫の水漏れと結露を放置するリスク

足元の水漏れや結露を「少しの水だから、あとで拭けばいい」と放置するのは危険です。気づいたときには事故やクレームにつながっていることもあります。
冷蔵・冷凍ショーケースや業務用冷蔵/冷凍庫の水漏れ・結露を放置した場合の主なリスクは、次の4つです。
1️⃣来店客やスタッフのスリップ・転倒リスク
最も懸念すべきなのは、濡れた床でお客さまや店舗スタッフが足を滑らせ、転倒してしまうことです。買い物に気を取られる売り場ではとくに危険で、小さなお子さまや高齢のお客さまでは大きな事故につながり、店舗が安全配慮義務を問われる例もあります。万が一、転倒事故が発生した場合、企業の信頼を損ねかねません。
2️⃣床・什器の美観悪化、カビ・雑菌の発生(衛生リスク)
常に床が湿った状態が続くと、床材の傷みや什器のサビが進み、お店の美観が損なわれてしまいます。さらに懸念されるのが衛生面の悪化です。
じわじわと広がる湿気はカビや雑菌の温床になりやすく、食品を扱う店舗にとっては衛生環境そのものに関わる見過ごせない問題です。
3️⃣クレーム・店舗評価の低下(ブランドリスク)
売り場の足元に汚れた雑巾が敷き詰められている状態は美観を欠いてしまうだけでなく、水たまりを避けるようにお客様に歩かせてしまったりする状態は、お買い物など店舗利用時の快適さを損なってしまいます。
「不衛生だな」「安全への配慮が足りないのでは」とお客さまに不安を与えてしまえば、お店への信頼感や店舗評価の低下に直結しかねません。
4️⃣清掃負担の増加(業務効率の低下)
水が溜まるたびにモップがけをしたり、雑巾を何度も交換したりする作業は、現場スタッフにとって大きな負担です。
ただでさえ忙しい営業中、終わりの見えない拭き取り作業に追われることで、本来時間をかけるべき接客や品出し、調理などの業務が後回しになり、業務効率の低下を招く原因になってしまいます。
冷蔵・冷凍ショーケース・業務用冷蔵/冷凍庫の水漏れ・結露はなぜ起きる?主な原因

では、なぜ店舗の冷機・冷凍器まわりには水が溜まってしまうのでしょうか。その原因は大きく分けて「環境要因(結露)」と「機械要因(水漏れ)」の2つがあります。まずは「何が起きているのか」を正しく把握しましょう
環境要因(結露)
店舗用の冷蔵・冷凍ショーケースの多くは、お客様が商品を手に取りやすいよう前面にドアがない「開放型(オープンショーケース)」になっています。
そのため、室内の温度や湿度の影響を直接受けやすく、結露が発生しやすい構造です。
特に梅雨から夏にかけての高湿度な時期は、庫内外の温度差が大きくなるため、ショーケース周辺に大量の結露が生じます。
機械要因(水漏れ)
機器の排水トラブルが原因で水が溢れ出してしまう「機械的な要因」もあります。現場でよく見られるのは次のようなケースです。
✅️ドレンホースの詰まり: 庫内の水を排出するホースにゴミが溜まり、水が逆流してしまう。
✅️排水ホースの異常: 排水ホースの内部が詰まったり、折れ曲がったりして水が流れない。
✅️排水ホースの外れ: 掃除や点検の際にスタッフが誤ってホースを引っ張り、外れてしまっている。
✅️庫内排水孔のふさがり: ショーケース内の排水口が、陳列された食品やゴミなどでふさがれている。
まず「故障かどうか」を見極める
床に水が溜まっているのを発見した際、重要なのは「故障なのか、それ以外のトラブルなのか」を見極めることです。
排水口のゴミを取り除いたり、外れたホースを戻したりすることで、メーカーを呼ばずとも現場で解決できるケースも多々あります。
しかし、確認を行っても原因が不明な場合や、継続的に水が漏れ続ける場合は、機械の故障の可能性が高いため、メーカー修理が原則となります。
⚠️ 注意しておきたいポイント
修理がくるまでの応急処置として有効なのが「吸水対策品」の活用ですが、これは結露や水漏れそのものを止めたり、発生を予防したりするものではありません。
あくまでも、発生してしまった足元の水を素早く処理し、売り場や厨房の安全を守るための「修理にいたるまでの応急・継続的な対策」となります。
【チェックリスト】水漏れ・結露で現場が確認すべき項目

水漏れや結露を発見しても、「理由が分からない」という状況は発生します。そのような場合には、以下のチェックリストを確認してみてください。故障か、対処で解決できるトラブルかを見極めやすくなります。
【水漏れ・結露の原因チェックリスト】
1️⃣ 庫内の排水口に異物が詰まっていないか
食品の袋の切れ端やPOP、陳列時のゴミなどが排水口をふさいでいないか確認します。
2️⃣排水ホースが折れたり外れたりしていないか
機器の下や裏側を覗き、ホースが正常に排水口へ向かっているか、点検時に引っかかって抜けていないかを見ます。
3️⃣結露の発生状況(時間帯や場所)
水が出るのは特定の時間帯(気温や湿度が上がる昼間など)だけか、それとも24時間ずっと漏れ続けているかを確認します。
4️⃣庫内外の湿度と温度差
梅雨時や夏場など、店内の湿度が急激に高くなっていないか、エアコンの風が直接当たって温度差が広がっていないかを確かめます。
5️⃣床の濡れや滑りの範囲
どこまで水が広がっているかを把握し、お客様やスタッフの安全確保が必要なエリアを特定します
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防いでも再発する水漏れ・結露|「発生前提」の足元対策(吸水対策品)とは

チェックリストで排水経路をきれいに掃除したり、メーカーに修理を依頼したりしても、現場では水漏れや結露が「何度も再発する」という壁にぶつかることがよくあります。
なぜ水漏れや結露は再発する?「防ぐ」だけでは不十分
結露とは、空気中の水分と温度差による自然現象です。お客様が出入りする売り場では湿度を完璧にコントロールし続けることは難しく、排水まわりを改善するだけでは、防ぎきることは困難です。
機械の故障は専門業者への修理依頼が原則ですが、日常的に発生してしまう足元の水漏れ対策には「水漏れは発生するもの」として、いかに現場に負担をかけずに処理するかという視点が大切になります。
もちろん、吸水対策によって機械自体の結露や水漏れそのものを予防できるわけではありません。 ですが、出てきた水をその場で即座に処理する仕組みを持つことが、売り場の安全を守る最も現実的なアプローチとなります。
吸水対策品とは?マット・シートとの違い(用語整理)
足元の水漏れや結露を処理するアイテムをインターネット等で探すと、「吸水マット」や「吸水シート」といったさまざまな言葉が出てきますが、その実態や特徴は製品によって大きく異なります。
現場の悩みに合った正しい対策を選ぶために、ここで一度用語を整理しておきましょう。
| 呼称 | 実態 | 特徴 |
|---|---|---|
| 吸水マット | 検索でよく使われる、一般的に馴染みのある言葉。主に平らで敷き詰めるタイプの製品をイメージすることが多い。 | 店舗では主に玄関(入り口)で靴裏の水滴を取る目的で使われるため、ショーケース対策とは用途が異なる |
| 吸水シート | 主に海外製の製品に多い呼称。薄いシート状の製品。高吸水ポリマーを使った「使い捨てタイプ」が主流。 | 一度吸水すると乾燥しにくく、その都度処分するためゴミやコストがかさみやすい。 |
| 吸水対策品 | リ・プロダクツ製品「すいとりーな🄬 」の呼称。棒状で曲げて使用可能で、隙間にもフィット。 | 洗濯・脱水で再利用できるため、長期的なコストと交換の手間を大きく抑えられる。日本製。 |
繰り返し使える吸水対策品「すいとりーな」が選ばれる理由

「 すいとりーな🄬 」 は、リ・プロダクツ株式会社が2015年に自社開発した、国産の吸水対策品です。「水を素早く、手間なく処理したい」という現場の声から生まれ、スーパーやドラッグストア、飲食店の厨房など実際の売り場や施設で使われています。
多くのプロの現場で選ばれ続けているのには、4つの明確な理由があります。
「すいとりーな」が選ばれる4つの理由
① 1本で最大2,000cc(2L)を吸収する圧倒的な保水力
スリムな見た目ながら、1本で最大2リットル(大容量のペットボトル1本分)もの水分をグングン吸い込みます。夜間にじわじわと発生する結露や水漏れも、朝までしっかりと自重で抱え込み、床への溢れ出しをブロックします。
② 厚さ2.5cmの隙間にフィットする特殊形状
一般的な平型のマットとは異なり、形状はコンパクトな棒状(チューブ型)です。厚さはわずか2.5cmのため、冷蔵ショーケースの下部や、業務用冷蔵/冷凍庫の足元にあるわずかな隙間にすっきりと収まります。雑巾や大がかりなマットを敷くよりも、売り場の清潔感を保ったまま水漏れを処理できます。
③ 洗濯機で丸洗いOK!10回以上繰り返し使えてコスト削減
洗濯機でそのまま丸洗いが可能です(※吸水用途での使用時、10回以上の繰り返し使用が可能)。 脱水して天日干しをすれば何度も再利用できるため、使い捨て製品のように都度買い換える必要がありません。長期的な資材コストを大幅に抑えられ、店舗から出るゴミの削減(エコ)にも直結します。
④ 約300gと軽量、置くだけで設置完了
乾燥時の重量は1本あたり約300gと非常に軽量です。アルバイトスタッフや女性従業員の方でも、持ち運びが可能です。水漏れが気になる場所に置くだけで、誰でも簡単に設置・交換ができます。
「すいとりーな」 の特性
「すいとりーな 」は、柔軟性のある棒状の形状を活かして、真っ直ぐ置くだけでなく、什器の角やアールに合わせて曲げて設置することができます。形が複雑なスペースでも隙間にぴったりとフィットさせ、置き方を自在に調整することが可能です。
また、水だけでなく「油」も同時に吸収できる特殊な繊維を採用しています。食品の油分が飛び散りやすい惣菜売り場のバックヤードや、飲食店の厨房・設備まわりでもご使用いただけます。
さらに、日常的な水漏れや結露だけでなく、店舗の雨漏り対策など幅広いシーンで活用が可能です。優れた吸水力によって足元の水分を素早く取り除くため、床が湿った状態が続くことで発生する「カビの抑制」にもつながります。
他社製品(使い捨て)との違い
市場に流通している多くの他社製品は、「高吸水ポリマー」を使用した使い捨てタイプのシートが主流です。ポリマー製品は一度水を吸うとゼリー状に固まるため、内部の水分が非常に乾燥しにくく、その都度廃棄しなければなりません。
これに対し「すいとりーな 」は、汚れたら洗って繰り返し使えるため、都度交換する資材コストやゴミ出しの手間を長期的に大きく抑えることができます。
また、海外製が多い使い捨て品に対し、「すいとりーな」 は純・日本製であり、自社工場で一貫して製造している点も、プロの現場で安心して選ばれている理由です。
| 比較項目 | 「すいとりーな」 | 一般的な使い捨て品(海外製) |
|---|---|---|
| 使用回数 | 洗濯・脱水で繰り返し使用 | 基本は使い捨て |
| 吸水の目安 | 1本で最大2L | 製品により異なる(使い捨て前提) |
| コスト・環境 | 繰り返しでコスト減・エコ | 都度交換でコストがかさみやすい |
| 製造 | 日本製・自社工場 | 海外製が多い |
【開発背景】現場から生まれた国産の吸水対策品
私たちリ・プロダクツは、創業以来清掃の実務サービスを提供してきた清掃会社です。日々のお客様との接点の中、現場で気づく改善点が、製品開発の原点となっています。
たとえば、冷蔵ショーケースからの水漏れに対し、従来は下に雑巾を敷いて対処する店舗がほとんどでした。しかし、時間が経つと黄色や茶色に変色したりサビが移ったりして、店舗の不潔感に繋がることがありました。
そんな折、資材販売で懇意にしていたメーカーから資源の有効活用について相談を受けたこともあり、タオルに代替する製品の開発をスタート。これまで培った清掃サービスの知見を活かし、高い実用性を実現したのが「すいとりーな 」です。2015年の販売開始以降、実際の現場で使われ続けてきた実績が、確かな信頼の裏づけとなっています。
【活用シーン】水漏れ・結露・雨天時の吹込み対策まで
「すいとりーな 」は、その高い吸水・吸油力と形状の柔軟性を活かして、店舗や施設内のさまざまな場所で導入されています。
■冷蔵・冷凍ショーケース・業務用冷蔵/冷凍庫の足元(水漏れ・結露対策)
売り場の清潔感を保ち、結露水によるお客様やスタッフの不意な転倒事故を防止します。
■店舗入口・自動ドアの雨天時吹き込み(大雨・水害対策)
台風や梅雨の時期、外から吹き込んでくる雨水を入り口でブロックし、店内の浸水を防ぎます。実際の水害現場でも、片付けが楽になると重宝されている性能です。
■廃油タンクまわりの油漏れ
吸水だけでなく、廃油タンクまわりのベタベタした油汚れの防止にも対応しています。
冷蔵/冷凍ショーケース・業務用冷蔵/冷凍庫の水漏れ対策品「すいとりーな」よくある質問
Q:冷蔵/冷凍ショーケースの水漏れは故障ですか?結露ですか?見分け方は?
A:排水不良や継続的な漏れは故障の可能性が高く、修理が必要です。まず排水まわりを確認し、改善しなければ修理を検討してください。一方で、梅雨時期や夏場など、店内の湿度が高く庫内外の温度差が大きいときに、機器の表面や足元にじわじわと発生する水は「結露」が中心です。
Q:「すいとりーな」は繰り返し使えますか?
A:はい。洗濯・脱水して繰り返し使えます。使用後は洗濯機でそのまま丸洗いが可能です。脱水して天日干しなどでよく乾燥させることで吸水力が戻り、何度も再利用ができます。(※吸水用途での使用時、10回以上の繰り返し使用が可能)
Q:どんな施設で使えますか?
A:スーパー・ドラッグストアなどの小売店、飲食店の厨房、冷蔵 / 冷凍ショーケースや業務用冷蔵/冷凍庫まわりなどで活用できます。法人・事業者向けの製品です。
Q:冷蔵と冷凍で、対策は違いますか?
A:基本的な考え方は同じです。どちらも結露や排水トラブルで足元に水が出るため、まず故障かどうかを切り分け、結露や軽微な水は吸水対策品で処理します。冷凍ケースは庫内外の温度差が大きく結露しやすいため、特に夏場は足元対策が重要になります。
Q:使い捨ての吸水シートと比べて、何が違いますか?
A:多くの使い捨て品は乾燥に時間がかかり、その都度交換(廃棄)が必要です。「すいとりーな」は洗って繰り返し使えるため、長期的なコストと手間を抑えられます。使い捨てシートに比べて長期的な資材コストを大幅に抑えられ、店舗から出るゴミの削減(エコ)にも直結します。
まとめ|現場の安全と環境に配慮した水漏れ対策のポイント

この記事では、冷蔵・冷凍ショーケースや業務用冷蔵/冷凍庫まわりで発生する水漏れ・結露の原因と対策、そしてプロの現場で選ばれているリ・プロダクツの吸水対策品「すいとりーな」のメリットについて解説しました。
店舗や施設における適切な水漏れ対策の重要ポイントは以下の3点です。
1️⃣水漏れの原因を正しく切り分ける
床に水たまりを見つけたら、排水不良などの「機器の故障」なのか、夏場などの温度差による「結露」なのかを最初に見極め、修理対応と吸水対策を正しく組み合わせることが大切です。
2️⃣タオルや雑巾の敷きっぱなしによる不潔感、スリップ・転倒リスクを解消する
雑巾によるその場しのぎの対応を見直すことで、売り場の不潔感を解消し、お客様やスタッフの不意なスリップや転倒事故を未然に防ぐ安全な環境を維持できます。
3️⃣繰り返し使える製品でコストとゴミを削減する
使い捨ての吸水シートと比べ、洗濯・脱水して10回以上再利用できる吸水資材を導入することは、長期的な資材コストの削減だけでなく、無駄な在庫ストックの削減や店舗から出るゴミの削減(環境配慮)にも直結します。
日常的な結露や突発的な水漏れ、梅雨・台風時の雨水対策など、現場の状況に合わせた適切な対策を整え、誰もが安心して過ごせるきれいで安全な現場づくりを目指しましょう。
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※「すいとりーな」は、リ・プロダクツ株式会社の登録商標です。