売り場では雑巾を敷き詰めても追いつかず、来店客のスリップ・転倒も心配です。特に、湿度が高くなる梅雨から、大雨や台風も増加する夏の季節に繰り返されるこの悩みは、原因を見極めたうえで「発生を前提とした足元対策」を持つことが解決につながります。本記事では、夏に結露・水漏れが増える理由と、売り場の足元を安全に保つ現実的な吸水対策を、現場目線で解説します。
なぜ夏は冷蔵・冷凍ショーケースの結露・水漏れが増えるのか?

夏の冷蔵および冷凍食品売り場では、冷蔵・冷凍ショーケースの足元に結露水が溜まる光景が日常的に発生します。横に長い売り場ほど水の範囲も広がりやすく、床面が滑りやすい状態(スリップを招く環境)が広範囲に続いてしまいます。
特に注意が必要なのは、来店客のスリップ・転倒リスクです。高齢のお客さまや小さなお子さまにとっては、スリップや転倒が大きな事故につながる恐れがあります。
では、なぜ夏になると結露・水漏れが増えるのでしょうか。原因は大きく分けて「環境要因(結露)」と「機械要因(故障)」の2つがあります。
①夏に結露が増える理由(環境要因)
スーパーやドラッグストアの冷蔵・冷凍ショーケースの多くは、お客さまが商品を手に取りやすいよう前面にドアのない「開放型(オープンショーケース)」です。そのため、室内の温度や湿度の影響を直接受けやすく、結露が発生しやすい構造になっています。
■夏に結露が増える仕組み■
| 結露を引き起こす要因 | 売り場・什器の具体的な状態 | 結露との関係 |
|---|---|---|
| 外気温の上昇 | 夏は室内温度も上昇しやすい | 庫内の冷気との「温度差」が急激に広がる |
| 湿度の上昇 | 梅雨明け〜真夏は特に高湿度 | 空気中の水分量が増え、什器周辺の冷やされた空気が、耐えきれず水滴になる |
| スライド扉の頻繁な開閉 | アイス売り場のスライド扉は、何度も開け閉めされる | 開閉により温度・湿度の影響を直接受け、霜が発生 |
| 来店客の出入り | 人の出入りで外気が流入 | ショーケース周辺の温度差が変動 |
梅雨明けから真夏にかけては、庫内外の温度差と高い湿度が重なり、ショーケース周辺に大量の結露が発生します。これは環境要因であり、完全に防ぐことは困難です。
②結露か、故障かを見極める
足元に水が溜まっている場合、結露ではなく機械の故障が原因であることもあります。現場でよく見られる機械要因は次の通りです。
■機械要因による水漏れの主な原因■
| 原因 | 内容 | 対応 |
|---|---|---|
| ドレンホースの詰まり | 庫内の水を排出するホースにゴミが溜まる | 清掃で改善する場合がある |
| 排水ホースの異常 | ホース内部の詰まり・折れ曲がり | 確認・修正で改善する場合がある |
| 排水ホースの外れ | 点検時などに引っ張られて外れている | 差し直しで改善する |
| 庫内排水孔のふさがり | 食品やゴミで排水口がふさがれている | 除去で改善する |
排水まわりを確認しても改善しない場合や、継続的に大量の水が漏れ続ける場合は、機器の故障の可能性が高く、メーカー修理が原則となります。
🔗 冷蔵・冷凍ショーケースの水漏れ・結露の原因と対策チェックリストについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
結露を放置するとどうなる? 夏の売り場のリスク

結露による床の水濡れは、夏の気温・湿度が続く限り、繰り返し発生します。 「少量の水だから」と放置すると、売り場の運営に複数のリスクが波及します。次の表では、リスクを「安全面」「衛生・美観面」「運営面」の3つの観点から整理しました。
■結露・水漏れを放置した場合のリスク■
| リスクの観点 | 具体的なリスク | 夏に深刻化する理由 |
|---|---|---|
| 安全面 | 来店客・スタッフのスリップ・転倒事故/損害賠償・クレーム | 結露の発生頻度が高く、床が乾かない。冷凍・冷蔵売り場の来店客が増える |
| 衛生・美観面 | カビ・雑菌の発生/雑巾の変色による印象低下 | 高温多湿でカビの繁殖が加速する |
| 運営面 | 拭き取り作業によるスタッフの負担増/本来業務の停滞 | 繁忙期と重なり、人手が不足しやすい |

■安全面のリスク|スリップ・転倒事故の防止
冷蔵・冷凍ショーケース前の床が濡れた状態は、来店客やスタッフの転倒事故に直結します。売り場では、お客さまの意識は商品に向いており、足元の水たまりに気づきにくくなります。
万が一、店舗内で足を滑らせるなどの事故が起きてしまうと、お店のイメージ低下やお客様からのクレームに繋がってしまいます。だからこそ、トラブルが起きる前に「適切な吸水対策」を事前に準備しておくことが、大切な備えになります。
■衛生・美観面のリスク|カビの発生と店舗の印象低下
夏は高温多湿の環境が続くため、水が溜まった床面や什器の周辺ではカビや雑菌が繁殖しやすくなります。食品を扱う売り場では、衛生面への影響も懸念されます。
また、現場でよく見られる「雑巾の敷き詰め」は、応急対応としては理解できますが、時間の経過とともに変色や臭いが発生し、かえって不潔な印象を与えてしまいます。お客さまの目に触れる売り場であるからこそ、対策そのものの見た目にも配慮が必要です。
■運営面のリスク|清掃負担の増加とスタッフの疲弊
結露が発生するたびにモップで拭き取る・雑巾を敷き詰める対応は、スタッフの業務負担を確実に増加させます。夏は冷蔵・冷凍コーナーに来店客が増える繁忙期と重なるため、接客・品出しに追われる中で拭き取りや敷き詰め作業にも時間を割かなければならず、サービス品質の低下やスタッフの疲弊にもつながります。
結露による床の水濡れは、夏の高い気温と湿度が続く限り、繰り返し発生します。だからこそ、発生を前提とした継続的な足元対策を仕組みとして整えておくことが求められます。
夏の結露・足元対策|吸水対策品「すいとりーな」という選択肢

結露は夏の環境要因で繰り返し発生するものであり、拭き取りだけで対応を続けるのは現実的ではありません。営業中はスタッフの手が足りず、横に長い売り場では雑巾の交換にも限界があります。
そのため、故障はメーカー修理で対応し、夏の結露による足元の水は「発生を前提とした吸水処理」で継続対応するという考え方が、現実的な安全対策となります。
■ 吸水対策品「すいとりーな」とは
結露による足元の水を、手間なく継続的に処理するために有効なのが、吸水対策品「すいとりーな🄬」 です。一般的な吸水マットやシートとは異なる、棒状の吸水対策品です。
■吸水対策品「すいとりーな🄬」の特長■
| 特長 | 内容 | 夏の売り場でのメリット |
|---|---|---|
| 棒状・自在の形状 | 曲げて隙間にもフィット | ショーケース下のわずかな隙間にも設置できる |
| 厚さ2.5cm | コンパクトで什器下にも収まる | 売り場の清潔感を保ったまま設置できる |
| 高い吸水力 | 1本で最大2,000cc(2L)を吸収 | 夜間の結露も朝まで吸水し続けられる |
| 置くだけ設置 | 工事不要・約300gと軽量 | 営業を止めずに、売り場に並べるだけで導入できる |
| 繰り返し使える | 洗濯・脱水して再利用できる | 夏のあいだ繰り返し使え、コストを抑えられる |
| 水と油の両対応 | 特殊繊維で水・油の両方を吸収 | 店舗入り口~冷蔵・冷凍食品エリア、バックヤード・廃油タンクまわりまで幅広く対応 |
| 横長の売り場に対応 | 複数本を並べて配置できる | 冷凍・アイス売り場の横に長いケースに沿って設置可能 |
| 日本製 | リ・プロダクツ自社工場で一貫製造 | 品質の安定性・供給の信頼性 |
雑巾の敷き詰めは見た目の印象を損ない、使い捨て品は都度交換のコストがかかります。「すいとりーな」は洗って繰り返し使えるため、夏の間に継続して使用しても、手間とコストを抑えることができます。
故障による水漏れの場合は、メーカー修理の対応が必要ですが、結露による足元の水は吸水対策品「すいとりーな」で吸水する。この組み合わせが、夏の売り場でお客さまの安全を守る現実的な対策です。
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冷蔵・冷凍ショーケースの結露対策に関するよくある質問(FAQ)
Q:夏の結露と故障の水漏れは、どう見分けますか?
庫内外の温度差で出る水は結露が中心です。排水まわりを確認しても改善しない継続的・大量の漏れは、故障の可能性が高く修理が必要です。結露や軽微な水は、吸水対策品で日常的に処理できます。
Q:「すいとりーな」とは何ですか?
「すいとりーな」は、リ・プロダクツ株式会社が2015年に自社開発した、国産の吸水対策品です。棒状で冷蔵/冷凍ショーケース(冷蔵/冷凍庫)下にもフィットする形状になっています。水や油を吸収し、洗濯・脱水して繰り返し使えます。冷蔵・冷凍ショーケースの足元など、業務用の水漏れ・結露といった対策の他、雨天時の吹込み、廃油タンク周りの油漏れなど幅広い用途に置くだけで使えます。
Q:雑巾や使い捨て品と比べて、「すいとりーな」は何が違いますか?
雑巾は頻繁な交換が必要で、使い捨て品は都度コストがかかります。「すいとりーな」は洗って繰り返し使えるため、吸水対策が季節柄求められる夏の時期にも手間とコストを抑えられます。
Q:一般家庭でもサンプル依頼や購入はできますか?
「すいとりーな」は法人・事業者向けの製品です。業務利用を前提に、小売店舗(スーパー・量販店・ドラッグストア)での現場ニーズを元に開発された製品です。
Q:横に長い、小売店の冷凍食品やアイス売り場でも使えますか?
はい。棒状の形状のため、ショーケースに沿って複数本を並べて配置できます。約300gと軽量で、設置や移動も簡単です。
まとめ|夏の売り場を安全に保つ結露対策

本記事では、夏に冷蔵・冷凍ショーケースの結露・水漏れが増える原因と、売り場の足元を安全に保つための対策を整理しました。最後に、対策のポイントを振り返ります。
1️⃣ 夏は結露が増えるという前提を持つ
気温・湿度が上がる夏は、開放型の冷蔵・冷凍ショーケース周辺で結露が増えます。これは環境要因であり、完全に防ぐことは困難です。まずこの前提を共有しておくことが、現実的な対策の第一歩になります。
2️⃣ まず故障かどうかを切り分ける
足元に溜まる水が結露なのか故障なのかを見極めます。排水まわりを確認しても改善しない継続的・大量の水漏れは、メーカー修理が原則です。
3️⃣ 結露の水は吸水対策品で継続的に処理する
故障はメーカー修理で対応し、結露による足元の水は、置くだけで繰り返し使える吸水対策品で処理します。床濡れを早期に解消することで、来店客やスタッフのスリップ・転倒リスクの防止につながります。
夏の繁忙期、売り場の安全はお客さまへの信頼に直結します。結露の発生を前提とした足元対策を整えておくことが、お客さまに安全・安心な売り場を提供することにつながります。
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※「すいとりーな」は、リ・プロダクツ株式会社の登録商標です。