飲食店の床油汚れの落とし方|清掃会社がオススメする4つの根本対策【厨房にも対応】

「床がベタつく」「ホールまで油汚れが広がって掃除が追いつかない」といった、飲食店の床油汚れにお悩みはありませんか?
床の油汚れは、安全性や衛生管理、スタッフの作業環境にも影響する厄介な問題です。実は、油汚れが解消しない原因は、清掃対策の順番が整理されていないことにあります。
本記事では、清掃会社の視点から、飲食店の床油汚れを解決する4つの根本対策をわかりやすくご紹介します。
日々の清掃では対応しきれない悩みを見直すヒントとして、ぜひお役立てください。
飲食店における「床の油汚れ」問題とは?

飲食店で最も厄介な清掃課題のひとつが「床の油汚れ」です。汚れが広がり続けることで、安全性・衛生・作業効率にまで影響を及ぼします。
床の油汚れは、来店客の転倒リスクといった安全性にも直結しますし、店舗全体の清潔さひいては衛生環境、見た目の印象、さらにはスタッフが安心して作業できる環境づくりにも大きく関わります。
これほど重要でありながら対策が難しいのは、「誰が・いつ・どこまでやるか」によって清掃の質に差が出やすいからです。 床清掃は、営業終了後や仕込み前など、どうしても限られた時間の中で行う必要があります。
忙しい日ほど十分な時間が取れず、「今日は簡単に」「ここまでしかできなかった」と、対応が後回しになることも少なくありません。
さらに油汚れは、落としたつもりでも実は残っているケースが多いのも特徴です。
その結果、床の油汚れは、特別な原因がなくても、日々の営業の中で滑りやすさ・臭い・黒ずみとして少しずつ蓄積していきます。
では、なぜ飲食店の床には、こうした油汚れが広がり、定着してしまうのでしょうか。
飲食店の床に蓄積する油汚れの原因と症状

厨房の床に油汚れが蓄積する主な原因は、調理中に発生する油ハネや油を含んだ蒸気です。これらは床に直接付着するだけでなく、目に見えにくい形で残り、少しずつ蓄積していきます。
さらに、床の油汚れを広げてしまう大きな要因が、スタッフの動線です。 厨房の床についた油は、靴裏を通じてホールやバックヤードへと運ばれ、気づかないうちに店内全体へ広がってしまうケースも少なくありません。
また、厨房の換気の環境も油汚れの広がりと無関係ではありません。調理中に発生する煙には微細な油粒子が含まれており、換気ダクトや厨房設備の内部に付着して蓄積します。換気設備の状態によっては、こうした油分が厨房内に広がりやすくなり、結果として床や設備に油汚れが付着しやすくなることがあります。
清掃の頻度や方法が十分でない場合、こうした油汚れは床に定着し、ベタつき・滑りやすさ・臭い・黒ずみといった症状として現れてきます。
ここで注意したいのが、「ワックスをかければキレイになる」という誤解です。
実は、油汚れが残った状態でワックスを重ねると、汚れを閉じ込めてしまい、かえってベタつきや滑りやすさが悪化することがあります。
そのため、床の油汚れ対策では、「広げない」「ためない」「付きにくくする」という視点で考えることが重要になります。

油汚れは、溜まってから対応しようとすると強力な洗剤やたわしが必要になり、手間もコストもかかります。しかし実際には、日々のひと手間で汚れは“落とすもの”から“つけないもの”に変えることができます。清掃の現場にいる私たちが強く感じるのは、汚れは取るより防ぐ方が圧倒的に簡単であるということ。だからこそ大切なのは、「汚れてからやる」ではなく「汚さない運用」をつくることです。
自分でできる!床の油汚れを落とす清掃の基本ステップ

床の油汚れ対策は、いきなり特別な道具や業者を使う必要があるわけではありません。 軽度〜中程度の油汚れであれば、日常清掃の工夫だけで防げるケースも多くあります。
ただし重要なのは、油汚れの特性に合った順番で清掃を行うことです。油汚れは「広がりやすく、残りやすい」汚れのため、順番を間違えると「掃除しているのにベタつく」「すぐ元に戻る」といった状態になってしまいます。
そこでここでは、「広げない」「ためない」「付きにくくする」という視点で、飲食店でも実践しやすい、自分でできる床の油汚れ清掃の基本ステップをご紹介します
床の油汚れを落とす清掃の基本ステップ

【STEP1】掃除機がけ・乾拭き(事前処理)最初に行うのは、床表面のゴミやホコリの除去です。いきなり水拭きや洗剤を使うと、油と汚れが混ざり、床全体に広がってしまうことがあります。
👉 先に乾いた汚れを取ることで、油汚れを動かさないのがポイントです。
【STEP2】中性洗剤+デッキブラシでこする
次に、中性洗剤を使って床を洗浄します。デッキブラシなどでこすり、油を浮かせて落とすイメージで行いましょう。
👉 強い洗剤は床材を傷めることがあるため、まずは中性洗剤が基本です。
【STEP3】水拭き&乾燥
洗剤で汚れを落としたあとは、 水拭きで油分と洗剤成分をしっかり回収します。 ここが不十分だと、 「掃除したのにすぐベタつく」原因になります。最後はしっかり乾燥させることも忘れないようにしましょう。
👉 油も洗剤も床に残さないことが大切です。
頑固な床油汚れ対策に有効、清掃会社がおすすめする4つの対策
日常清掃を丁寧に行っていても、すでに油汚れが蓄積している場合や、すぐにベタつきが戻ってしまう場合は、スタッフの清掃だけでは対応しきれないケースもあります。
そうした場合に大切なのは、場当たり的に対策を重ねずに、「汚れを一度リセットし、再びためない状態をつくる」という順序で考えることです。
ここでは、株式会社リ・プロダクツの視点からおすすめする、床油汚れの根本対策を段階的にご紹介します。
まず必要なのは、床にこびりついた油汚れを一掃することです。長期間にわたって蓄積した油汚れは、日常清掃では完全に落としきれません。プロの定期清掃では、専用の機材や洗剤を使用し、床材の状態に合わせて洗浄・剥離作業を行います。これにより、ベタつきや黒ずみの原因となっていた油汚れを、根本から取り除くことができます。
年に数回の定期的にプロの清掃を入れることで、清潔な状態を保ちやすくなり、日々の清掃負担の軽減につながります。
2️⃣床コーティングで、汚れが付きにくい状態をつくる(Reエコ・コート)
床をきれいにしたあとは、その状態をいかに長く保つかが重要になります。そこで有効なのが、床のコーティングです。リ・プロダクツの「Reエコ・コート」は、床材を保護しながら、油汚れが直接床に染み込むのを防ぐコーティングサービスです。
一般的なワックスと比べて耐久性が高く、汚れが付きにくいため、日常清掃もラクになります。結果として、強い洗剤や頻繁な定期清掃が不要になり、清掃コストの削減にもつながります。
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床をきれいにし、汚れにくい状態をつくっても、厨房からホールへ油が運ばれてしまっては意味がありません。油汚れを広げない対策を考えましょう。
リ・プロダクツの吸油マット「油とりーな」を厨房の出入口などにを設置することで、 スタッフの靴裏についた油を吸着し、店内への拡散を防ぐことができます。
油汚れの広がりを抑え、床全体のベタつきや清掃頻度の増加を防ぎ、日常清掃の負担軽減にもつながります。
最後に、きれいな状態を維持するための手段として有効なのが、掃除ロボットの活用です。
掃除ロボットは、軽度〜中程度の油汚れに適しており、日常的なモップがけを自動化することで、「忙しくて今日はできなかった」といったムラを防ぐことができます。
特に、「人手が足りない」「清掃時間を確保しづらい」「清掃品質にばらつきが出やすい」といった課題を抱える店舗では、清掃を“作業”ではなく“習慣”として定着させる手段として効果的です。
※ただし、重飲食店など油汚れの発生頻度が高い場合は、定期清掃との併用が前提となります。
よくある質問(床の油汚れ対策 Q&A)

ここでは、飲食店の方からよくいただく質問をもとに、床油汚れ対策の考え方をQ&A形式で整理します。
Q1:お掃除ロボットのレンタルって、どんな床汚れまで対応できますか?
A:ロボット清掃は軽度〜中程度の床汚れに最適です。毎日の掃除負担を減らし、清潔な状態(クレンリネス)をキープできます。軽い油汚れであればモップによる水拭きも自動化が可能なモデルもあります。ただし、重飲食を扱う店舗などで油汚れが高頻度に蓄積しやすい状態や、厨房のような高負荷エリアは、人の手による清掃や定期清掃との併用がおすすめです。
Q2:「油とりーな」は、どの場所に設置するのが効果的ですか?
A:「油とりーな」は厨房の出入口や調理場からホールへの動線上に設置することで、スタッフの靴裏についた油を吸着し、店内への油拡散を防止できます。洗濯可能で繰り返し使えるため、コストパフォーマンスにも優れています。
Q3:「Reエコ・コート」は普通のワックスと何が違うのですか?
A:「Reエコ・コート」はプロ仕様の床コーティングで、一般的なワックスの2倍以上の強度を持ち、ハードフロアの床材を保護しながら、汚れや摩耗を防ぐ性能があります。これにより、強力な洗剤を使用する定期清掃の頻度を抑えることができるため、25%のコスト削減効果および美観と清潔な状態を長く保つことができます。
まとめ|床の油汚れを根本的に対策し、飲食店のクレンリネスを向上

飲食店の床油汚れは、「広げない」「ためない」「付きにくくする」という3つの視点で考えることが、根本的な解決につながります。そのために、対策を単発で行うのではなく、次の4つを段階的に整えていきましょう。
床の油汚れ 4つの対策
1️⃣一度きれいにする(定期清掃でリセット)
2️⃣床コーティングで汚れにくくする(Reエコ・コート)
3️⃣広げない(油とりーなで拡散防止)
4️⃣ためない(掃除ロボットで日常清掃を習慣化)
この順番で対策を進めることで、「掃除しているのに追いつかない」状態から、 無理なく清潔を保てる状態へと変えていくことができます。清掃は、頑張り続けるものではありません。仕組みを整えることで、無理なく続けていくものです。
対策を始める前に重要なのは、現在の床の状態を正しく把握することです。
油汚れの蓄積状況や床材の状態によって、①②が適切に実施されている場合は、③④の追加のみで十分に清潔な状態を維持できるケースもあります。
そのため、自己判断で対策を重ねるのではなく、まずは現地調査・点検を行い、専門業者によって最適な方法を判断することが、無駄のない改善につながります。
床の油汚れ対策を見直すことで、店舗全体の清潔さ(クレンリネス)は大きく改善され、安全性や作業効率、店舗の印象向上にもつながります。
どこから始めたらいいかわからない」という場合は、どうぞお気軽にご相談ください。




