焼肉五苑 西心斎橋店(株式会社かわべフードサービス)様 導入事例

掃除コストを80%削減!
掃除作業の省人化とお客様の満足度を高める空間づくりに成功

取材にご対応いただいた方: 関西地区営業3課 第1ブロック ブロック長・吉行敏氏
課題
- 飲食業界の慢性的な人手不足
- オープン作業の負荷大
効果
- 掃除のコストを80%削減
- ロボット導入時の期待値50%を大きく超え、90%の仕上がりを実現
- 掃除作業の代わりに、仕込みやスタッフ育成など店舗業務の質を向上
- お掃除ロボットによる安定した掃除が武器に
株式会社かわべフードサービス 概要
関西に本社を構えるかわべフードサービスは、昭和60年に設立。五苑マルシンのグループ企業として「焼肉五苑」や「情熱ホルモン」をはじめとした様々な飲食ブランドを展開中。現在は全国で9業態120店舗(FC込)※営業。社内では接客力・おもてなしのプロを育成する教育カリキュラム「7STAR制度」を整備するなど、社員のキャリアアップやお客様の満足度向上に繋がる取り組みを積極的に推進している。
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※2024年3月20日時点

安全で良質なお肉をリーズナブルな価格で提供する大阪発の焼肉店
かわべフードサービスが運営する「焼肉五苑」は、関西発のコスパ抜群な老舗焼肉店だ。安全で良質のお肉がお手頃な価格で楽しめる焼肉屋として長く愛されてきた。店舗数は年々増加し、現在は全国各地に店舗がある。
しかし順調に店舗拡大し続ける裏にはまだコロナ禍からの課題も残っている。一番の困りごとは人員不足だ。行動制限が緩和されて外食市場が回復傾向にある今も、人員の確保に苦慮する店舗は多い。焼肉五苑もその1つだ。

現場のトレーナー(複数店舗で、店員を指導するスタッフ)から、店舗のオープン作業における掃除業務の負荷が非常に大きいと相談があった。同時に彼女から提案されたのが、法人契約が可能な「おそうじレンタル」によるお掃除ロボットの導入だ。掃除コストの抑制と省人化を実現させるため検討を開始した。
「私自身は自宅でお掃除ロボットを利用していたので、店舗での導入にも抵抗はありませんでした。ロボットが掃除に有効だと容易に想像できていたからだと思います。おそうじレンタルは月々のリース料が安価で、消耗品の定期交換やWi-Fi、マッピング設定などの細やかな提案と迅速なサポート体制が魅力でした。」(吉行氏)
掃除コストをおよそ8割まで削減
西心斎橋店は店舗全体が79㎡と、他店舗に比べて広めの設計。廊下も、配膳ロボットが通れるほどの広さだ。お試し期間で効果を検証し、実際に導入を決定した。日々のメンテナンスに手間がかからないのも決め手となったと吉行氏は話す。

「コストでいえば、4分の1程度まで削減できています。ロボットは掃除以外のことはできませんが、逆に掃除だけは漏れなく100%稼働してくれます。急に休むこともないのでありがたいです。」(吉行氏)
従来は、アルバイトが営業前に1時間ほど掃除していたが、お掃除ロボットへ置き換え。掃除に充てていた時間は仕込みやスタッフ育成など他の業務に使えるようになり、コスト面でも省人化でも効果を発揮しているそうだ。
同店舗が利用しているのはDEEBOT T10。業界で初めて車間距離計測に使用されている「D-ToF技術」を応用したマッピングシステムTrueMappingを搭載しており、間取りや家具の位置をAIで高精度に把握・掃除できる商品だ。油汚れや食べこぼしなど、焼肉店ならではの頑固な汚れも吸引および水拭き掃除で綺麗に拭き取れる。現在はロボットの利便性を実感し、配膳ロボットも導入した。


お店の雰囲気から勝負できる店舗に
「スタッフはお掃除ロボットを“アバラちゃん”と呼んでいます。弊社で一番の売りとなっているお肉の部位“アバラ”にちなんで、店長が即決で名付けました。誰かが"アバラちゃんの手術して”と言えば、ゴミを捨てておくことだと全員が分かるほど店舗に馴染んでいます。」(吉行氏)
料理提供やスタッフ対応などのサービスより先に、店内の雰囲気や清潔さに目がいくのが飲食店。お肉の品質に自信を持っている分、最初のイメージをよりよいものにしたい。お客様に満足度の高い体験を提供するためにも、店内の清潔さは重要だ。
「焼肉といえば五苑と皆様に言っていただけるよう、出店ゴールではなく既存店も含めた全ての店舗でお客様への質の高いサービス提供と空間づくりを目指しています。店舗運営のデジタル化は引き続き推進していく方針ですので、お掃除ロボット活用による効率化は今後も検討していきたいと考えています。」(吉行氏)
リ・プロダクツには、使用方法やメンテナンスのさらなるサポートに期待しているようだ。
「お掃除ロボットによる安定した掃除は強い武器になっています。ロボットのさらなるコンパクト化が実現できれば導入店舗も増やせそうなので、今後の取扱製品などの紹介にも期待しています。引き続きお掃除ロボット活用によって効率化できた時間を質の高いサービス提供に繋げ、お客様がより過ごしやすい空間を創出していきたいです。」(吉行氏)